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技育博MIRAIS学内DXイベントレポート受賞

【技育博2026 Vol.2 参加記】学内DXを語り尽くした3時間半と、企業賞2冠、そして技育展へ

【技育博2026 Vol.2 参加記】学内DXを語り尽くした3時間半と、企業賞2冠、そして技育展へ

先日(2026/9/19)開催された 技育博2026 Vol.2 に、学内DXポータル MIRAIS を携えてソロで出展してきました。

技育博のスタッフポロシャツを着た運営の先輩3名と、2社の表彰状を手にした筆者

▲ 運営参加の先輩方とパシャリ

今回の技育博は、約150チーム近い応募の中からまず選抜された51チームが出展。ハードウェアからWebサービスまで多種多様なプロダクトが並び、会場はまさに「異種格闘技戦」のような熱気に包まれていました。

結果として、スポンサー企業7社が重複ありで各3枠(最大21枠)を選ぶという審査ルールの中、株式会社SHIFT様株式会社DeNA様の2社から企業賞をいただくことができました。狭き門の中で2社から評価していただけたこと、正しく想いや熱量が伝わったことは、率直にとても嬉しい結果です。

しかし、賞をいただいたこと以上に、3時間半ブースに立ち続けて得られた「伝え方の解像度」や「DXというものへの思想の言語化」こそが、今回の最大の収穫でした。振り返りを兼ねて、学んだことや感じたことを書き残しておきます。(当日のまだ熱いうちに)

株式会社DeNA様のスポンサー賞をいただいた場面

▲ スポンサー賞 株式会社DeNA様より

株式会社SHIFT様のスポンサー賞をいただいた場面

▲ スポンサー賞 株式会社SHIFT様より

1. 「人の話を聞きたい」熱気と、ピッチの高速PDCA

会場に足を踏み入れてまず感じたのは、来場企業の方、発表側の学生、そして運営の皆さん全員の「知的好奇心」と「コミュニケーションへの熱量」の高さでした。

通りがかる企業の方に「少し作品を見ていきませんか」とお声がけすると、どの方も足を止め、前のめりに耳を傾けてくれます。「どこをどう改善すべきか」「どういう懸念を持って設計しているのか」といった深い部分まで突っ込んだフィードバックをいただける環境は、開発者として非常にやりがいがありました。

今回はソロ出展だったため自然と1対1の対話になったのですが、3時間半の展示時間の中で十数回のピッチを重ねることに。これが結果として最高の実験場になりました。

  • 相手がどのフレーズで頷いたか
  • どこで少し疑問符が浮かんでいるか
  • どんな切り口だと価値がスッと伝わるのか

回数をこなす中でリアルタイムに聞き手の反応という「データ」を集め、ピッチの構成を少しずつチューニングしていく。プロダクトの価値を正しく人に届けるための伝え方を実践の中で掴めたことは、賞を頂いたのと同じくらい大事な経験になりました。

2. DXとは「大きな華」ではなく、地道に咲かせる「花畑」である

今回の展示を通して、プレゼンの軸として最も手応えがあったのが「学内DX」というフレーズでした。一言でプロジェクトの立ち位置を提示できたことで、その後の会話の解像度がグッと上がった実感があります。

同時に、自分が取り組んでいる「DX」という領域の本質についても深く考える機会になりました。

一般的なハッカソンやコンペでは、一目見ただけで直感的に凄さが伝わる「一輪の大きな華」のような機能や派手なギミックが評価されやすい傾向にあります。

しかし、業務や生活の課題を解決するDXはそうではありません。

DXには、それ単体で全体の体験をガラリと変えてしまうような都合のいい「大きな華」など存在しないと考えています。

泥臭く足を動かし、課題と向き合って踏み固めた大地の上に、小さな芽や蕾、細やかな花がたくさん、優しく咲き誇ることで、はじめて全体として美しい「花畑」になる。これこそがDXの本質です。

だからこそ、この手の企画は丁寧に背景を説明しないと伝わりにくい部分があります。実装した膨大な機能のうち、目に見えるのは氷山の一角に過ぎません。ユーザーが真に求める体験に近づけるための細かな配慮や気の利いた調整は、派手なプレゼンでは埋もれてしまいがちです。

けれど、その地味な一つひとつの工夫こそがプロダクトの完成度を確実に底上げし、実際に使う人の「Delight(喜び)」に直結します。単発のアイデア勝負ではなく、「誰かの不満をどう解消するか」「煩雑な業務をいかに滑らかにするか」に徹底して向き合い続けることの尊さを、フィードバックをもらう中で再確認できました。

3. 人との繋がりと、他ブースから得た「評価軸」の知見

オフラインの場ならではの醍醐味として、コミュニティの繋がりを強く実感できたことも印象深いポイントです。

出展者の中にはもともと知り合いだった仲間も多く、近況を報告し合ったり作品を見せ合ったりする再会の場になりました。それに加えて、界隈で名前の知れた有名人や開発者の方々ともたくさん新しく繋がることができ、こうした現場に足を運んでリアルで対話する重要性を改めて噛み締めています。

また、周囲のブースを観察する中で得られたインプットも非常に濃いものでした。ハードウェアをはじめとする他チームの尖ったプロダクトを前に、「どういう切り口の企画だと、審査員や企業の方にどこが刺さって評価されるのか」というリアルな反応や評価のツボを間近で観察できたのは、出展側として大きな学びです。

※ 隣のブースに知り合いの猛者が偶々いて、同じく2冠してました。→ チーム「毎月ハッカソン健康生活」Riochin さんおちとも さん

4. 次の舞台「技育展」に向けて

他ブースの評価ポイントを分析できたこと、そして自分のブースでピッチの高速検証ができたこと。これらを通じて、日本最大級のコンペである「技育展」に向けて何をどう伝えるべきか、確かな手応えと実践経験を得ることができました。

この「学内DX」という泥臭くも価値のある挑戦をさらに磨き上げ、次は技育展の舞台へぶつけにいこうと思います。

ブースに足を運んでくださった企業の皆様、貴重なフィードバックをくださった皆様、刺激をくれた出展者の仲間たち、そして素晴らしい場を創ってくださった運営の皆様、本当にありがとうございました!

技育博2026 Vol.2 の出展者・運営による当日の集合写真

▲ 当日の集合写真